FXGTの両建てルールは?やり方・解除方法・禁止行為を解説

FXGTの両建てルールは?やり方・解除方法・禁止行為を解説
  • FXGTの両建て取引の特徴を知りたい
  • FXGT禁止の両建て取引を知りたい
  • FXGT禁止の両建て取引をしたらバレるのか知りたい

このような疑問やお悩みを解決します。

本記事の内容は下記のとおり。

本記事の内容
  • FXGT両建て取引の特徴が分かる
  • FXGTで禁止の両建て取引が分かる
  • FXGT両建て取引の注意点が分かる
  • FXGTの両建て取引はバレるのか分かる
  • FXGTの両建て取引での節税方法が分かる

FXGTで禁止の両建て取引を行うと、口座凍結の可能性があります。

口座凍結されると、出金できなくなり資産を失うかもしれません。

そこでこの記事では、FXGTの両建て取引の注意点を徹底的に解説します。

本記事を読めば、FXGTで禁止の両建て取引をして口座を凍結されることがなくなります

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目次

FXGTの両建て取引とは

FXの両建て取引とは、同通貨ペア・同数量で買いポジションと売りポジションを同時に持つことです。

たとえば、ドル円を買いと売りの両ポジションで同数量を保有すると両建てとなります。

その際、買いの価格110円、売りの価格100円のように、レートが異なる場合でも両建ては成立します。

両建て取引のメリット

両建てを行うと、買いポジションと売りポジションの必要証拠金が相殺されます。

証拠金維持率が固定されるので、強制ロスカットを防いだり、新規発注が可能になります。

両建て取引のデメリット

両建てを行っても、必ずしも利益が出るとは限りません

もし含み損を抱えた状態で両建てを行ったとしても、それだけでは状況は変わりません。

含み損から含み益にするためのトレード戦略や資金管理が必要です。

むやみに両建てを多用すると、逆に損失を拡大させる可能性があります。

トレードに慣れていないと、使いこなすのは難しい手法です。

FXGTの両建て取引の特徴

FXGT両建て取引の特徴は下記の3つです。

FXGT両建て取引の特徴
  • ①:証拠金が相殺される
  • ②:トレンド発生を待つのに有効

1つずつ解説します。

①:証拠金が相殺される

FXGTで両建てをすると、証拠金が相殺されます。

相殺されると証拠金維持率が下がることがないので、新規でポジションを追加できたり、次の戦略を考えるまでの時間稼ぎに利用できたりします。

②:トレンド発生を待つのに有効

明らかなトレンドが発生するのを待つのにも有効です。

エントリー後、不安定な相場が続くようなら一旦両建てをして、相場環境の変化を待ちましょう。

明らかにトレンドが発生し、トレードしやすい環境に変わったら、両建ての一方を決済、もしくは新規でポジションを追加してトレンドを追いましょう。

③:同一口座内の両建て取引のみOK

FXGTでは、同一口座内でのみ両建て取引は可能です。

口座をまたぐ両建ては禁止されています。

禁止の両建て取引の具体的な事例は次の項目で紹介します。

FXGTで禁止の両建て取引

ここではFXGTで禁止の両建て取引を紹介します。

禁止の両建て取引を行うと、口座凍結や出金拒否の可能性もあるのでしっかり確認しましょう。

FXGTで禁止の両建て取引は下記の4つです。

FXGTで禁止の両建て取引
  • ①:複数口座間の両建て
  • ②:他社口座との両建て
  • ③:他人やグループ間での両建て
  • ④:ゼロカットシステムを悪用した両建て

1つずつ解説します。

①:複数口座間の両建て

FXGTは複数口座の開設が可能です。

しかし、開設した複数口座間での両建て取引は禁止です。

複数口座間の両建ての例
  • FXGTでA口座とB口座を開設
  • A口座:ドル円を100円で買い
  • B口座:ドル円を100円で売り

上記の例のように、同一口座内ではなく口座をまたいだ両建て取引は禁止なので注意しましょう。

②:他社口座との両建て

FXGT口座と他社口座との両建て取引も禁止です。

他社口座との両建ての例
  • FXGT口座:ドル円を100円で買い
  • FXGT以外の他社口座:ドル円を100円で売り

ちなみに、FXGT以外でも禁止している海外FX会社が多いので、他社口座間での両建て取引はやめましょう。

③:他人やグループ間での両建て

他人やグループ間での両建て取引も禁止です。

他人やグループ間での両建ての例
  • AさんとBさんがFXGTで口座を開設
  • Aさん:ドル円を100円で買い
  • Bさん:ドル円を100円で売り

Aさん個人だけをみると両建て取引にはなっていませんが、Bさんを含めると両建て取引になるので禁止です。

一見バレなさそうに見えますがバレます

FXGTの事例ではありませんが、グループ間で両建て取引を行っていたことがバレて利益取り消し処分になった事例もあります。

グループ間であっても必ずバレるので気を付けましょう。

④:ゼロカットシステムを悪用した両建て

ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになった場合、FX会社が口座残高を0に戻してくれるシステムです。

FXGTでは、ゼロカットシステムを悪用した両建て取引は禁止です。

なぜなら、ほぼノーリスクで利益を得ることが可能だからです。

具体例で解説します。

ゼロカットシステムを悪用した両建ての例
  • FXGT口座と他社口座の残高が10万円で、両建てをして、FXGT口座12万円の利益、他社口座12万円の損失が出た場合
  • FXGT口座:残高10万円+利益12万円=口座残高22万円
  • 他社口座:残高10万円-損失12万円=口座残高-2万円→ゼロカットシステムで残高は0円になり、損失は10万円
  • 利益12万円-損失10万円=利益2万円

上記のようにノーリスクで利益を得ることができます。

そのため、ゼロカットシステムを悪用した両建ては禁止です。

FXGTの両建て取引の注意点

つづいてFXGT両建て取引の注意点を紹介します。

両建て取引は難しい手法と思われるかもしれませんが、うまく活用すれば有効な手法です。

注意点は下記の3つ。

FXGT両建て取引の注意点
  • ①:2ポジション分のスプレッドとスワップが発生する
  • ②:2ポジション同時に決済する
  • ③:一方のポジションのみを決済する場合は証拠金維持率に注意

上記3点を注意することで、損失を防げるのでしっかりと理解しましょう。

①:2ポジション分のスプレッドとスワップが発生する

買いと売りのポジションを持つ両建ては証拠金は相殺されますが、スプレッドとスワップは2ポジション分発生します。

事前にスプレッドとスワップを確認していない場合、思わぬ損失を招きかねません。

特にマイナススワップは大きめなので、長期取引になると損失額が大きくなります。

両建てをする前にスプレッドとスワップは確認しておきましょう。

②:2ポジション同時に決済する

両建てを決済する場合は、2ポジション同時に決済をしましょう。

なぜなら両建てポジションを個別に決済をすると、含み益の減少や含み損が拡大するリスクがあるからです。

両建てを決済する際は、同時決済を意識しましょう。

③:一方のポジションのみを決済する場合は証拠金維持率に注意

先ほども述べたように、両建て取引は同時決済を推奨しています。

しかし、どうしても一方のポジションのみを決済する場合は証拠金維持率の変化に気を付けましょう。

両建て中は必要証拠金が相殺されていますが、両建てが解消されると必要証拠金が発生し、証拠金維持率が下がります

両建て解消前の証拠金維持率が低い場合、両建て解消後、すぐに強制ロスカットされる可能性もあります。

両建ての一方のポジションのみを決済する場合は、証拠金維持率を確認してからにしましょう。

FXGTの両建て取引バレるか?

結論からいうと、FXGTの両建て取引はバレます

理由は下記の2つ。

FXGT両建て取引がバレる理由
  • ①:MT4・MT5の取引履歴は海外FX会社同士で共有している
  • ②:多くの海外FX会社が同じ仲介業者を利用している

MT4・MT5の取引履歴は海外FX会社同士で共有しているので、もし不審な取引が見つかったら情報を共有して確認できるため両建てはバレるでしょう。

また、多くの海外FX会社の仲介業者が同じで、同一サーバーを通して発注しているので両建てはバレます。

別会社だからバレないと思っていてもバレれるので、同一口座内以外での両建て取引はやめましょう。

FXGTの両建て取引での節税方法

両建てを利用して節税に繋げることができます。

FX取引は、決済をして利益が出てはじめて税金がかかります。

含み益の時点では税金は発生しません。

両建ては一時的に含み益・含み損を固定します。

その仕組みを使用して、利益、損失額を調整することで節税が可能です。

ここからは、FXGTの両建て取引での節税方法を紹介します。

FXGTの両建て取引での節税方法は下記の3つ。

FXGTの両建て取引での節税方法
  • ①:含み益がある場合
  • ②:含み損がある場合
  • ③:含み益も含み損もない場合

1つずつ解説します。

①:含み益がある場合

含み益がある場合は、決済をせずにそのまま年をまたぐことで、利益計上の必要がなく節税可能です。

しかし、そのままにしておくと相場変動により含み益を減らすリスクがあります。

リスクを恐れて決済すると、利益計上され税金が増えます。

そこで両建てを利用し年をまたぐことで、含み益を残したまま節税ができます。

年内の利益計上分があり、未決済の含み益がある場合は、両建ての利用も検討しましょう。

②:含み損がある場合

含み損がある場合は、年内に決済をすると損失計上され税金は発生しません。

しかし来年に含み損を持ち越せば、翌年に利益が出た場合に損失計上し、利益と相殺して節税ができます。

そこで含み損が拡大せずに翌年に持ち越すために両建てを利用します。

年内の利益が小さい、または損失計上があり、未決済の含み損がある場合は、両建てを検討しましょう。

③:含み益も含み損もない場合

含み益も含み損がない場合でも節税は可能です。

この場合は少し複雑なので、具体例を示して解説します。

含み益も含み損もない場合の両建ての節税方法の具体例

年内の利益計上分が100万円ある場合、このままだと100万円に対して税金がかかります。

100万円の損失が発生しそうなポジションと逆ポジションを持って両建てをします。

  • 買い:100万円の損失が発生しそうなポジション
  • 売り:逆ポジション

予想通り相場が動いて利益と損出が下記の状況になります。

  • 買い:−100万円
  • 売り:+100万円

そこで買いポジションを決済し、−100万円を確定させると、利益計上分の100万円と相殺されて税金が発生しません

売りポジションは年をまたいで決済をすれば、100万円の利益を繰り延べることができます。

上記の例では、利益を繰り延べただけで支払う税金額は変わらないとの声もあるかと思います。

海外FXの税金は「累進課税」です。

利益額が大きければ税率は高く、利益額が小さければ税率は低いです。

スクロールできます
課税所得税率控除額
195万円以下5%0円
330万円以下10%97,500円
695万円以下20%427,500円
900万円以下23%636,000円
1,800万円以下33%1,536,000円
4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円

したがって年内の利益計上額が大きければ、両建てを利用して利益額を減らし、翌年に利益を繰り延べた方が節税効果が生まれる場合があります。

ただ理論的には節税可能な方法ですが、かなり高度な技術が必要です。

FXGTの両建て取引のまとめ

最後にここまでお伝えした内容をまとめていきます。

FXGT両建て取引のまとめ
  • 両建て取引は必要証拠金が相殺され、証拠金維持率が固定される
  • 両建てを行うと、新規注文できたり、トレンド転換、次の戦略を考えるための時間稼ぎができたりする
  • FXGTは同一口座内でのみ両建て可能
  • 禁止の両建てを行うと、口座凍結や出金拒否になる可能性がある
  • 両建ては必ずバレる
  • 両建ては節税手法として利用可能

両建ては節税できたり損失を防ぐことができる取引手法です。

ただし、高度な手法なのでFX取引に慣れてない方にはおすすめしません

両建ては利益を出すのに有効な手法の一つなので、FXGTで口座開設をして取引に慣れてから活用しましょう。

FXGTの両建てについて参考になれば幸いです。

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