・「XMでEAのバックテストをしたい」
・「自分の手法の勝率やリスクリワードを検証したい」
こういった方の中にはヒストリカルデータを活用してみようとする人も多いでしょう。
特にEAを利用するなら過去のデータからバックテストを行うことは重要です。
XMはMT4とMT5のどちらにも対応しているため、問題なくヒストリカルデータを入手することができます。
そこで本記事では下記について解説していきます。
- そもそもヒストリカルデータとは?
- ヒストリカルデータの導入手順
- XMのヒストリカルデータを利用する際の注意点
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関連記事:海外FX業者のおすすめ比較ランキング!人気口座一覧【2024年最新】
海外FXの手引編集部では、XMについて「ガチ批評」をしました。
XMへの忖度ない意見を知りたい方は、ぜひ関連記事をご覧ください。
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そもそもヒストリカルデータとは?
そもそもヒストリカルデータとは過去のチャートを記録したデータのことです。移動平均線やRSIといった、現在主流のインジケーターの基盤として利用されています。
ヒストリカルデータを利用することでEAの成績を割り出したり、自身の手法の検証・自動売買のバックテストにも利用できます。
MT4やMT5で利用できるヒストリカルデータは、データ量や使いやすさの面で非常に優秀です。
XMはMT4とMT5の両方が利用でき、どちらでもヒストリカルデータの入手ができます。
海外FXで稼いでいくために検証はかかせないので、無料で使えるヒストリカルデータは積極的に活用していきましょう。
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XMでヒストリカルデータを利用する際の前準備
XMでヒストリカルデータをダウンロードするにあたって、事前にすべきことがいくつかあります。
- MT4・MT5をダウンロード
- 最大バー数の変更
- 古いヒストリカルデータを消去
この3つをやっておけば問題なくXMのヒストリカルデータがダウンロードできるはずです。
事前準備①:MT4・MT5をダウンロード
XMでヒストリカルデータをダウンロードするためには、MT4・MT5が必要です。
ダウンロードはXM公式サイトから簡単にできます。
XMのMT4・MT5はMac版・Windows版の両方に対応しているので、どのPCでも利用できます。
プラットフォームをダウンロードしたら、ヒストリカルデータをインストールするための準備をしてきましょう。
関連記事:MT4とMT5の違いは?EA開発者がスマホ・PCの違いやおすすめの選び方を解説
事前準備②:最大バー数を最大値に設定する
XMでヒストリカルデータをダウンロードする前に、最大バー数を変更しましょう。
最大バー数が大きいほどさかのぼれるチャートも多くなるので、データを集めるためには必要な手順です。
まずはMT4・MT5を開いて「ツール」→「オプション」の順に選択しましょう。
続いて「チャート」から「チャートの最大バー数」を以下のように変更します。
- MT4の場合:「2147483647」を入力
- MT5の場合:Unlimitedと選択
■MT4の場合
「2147483647」はMT4の最大バー数の最大値ですが、適当に99999999999と入力すれば自動で入力されます。
■ MT5の場合
これで最大バー数の変更は完了です。
事前準備③:古いヒストリカルデータの消去
続いて、古いデータでバックテストがエラーにならないように、古いヒストリカルデータを消去しましょう。
これから新しくバックテストを行う場合はこの手順はスキップしてOKです。
MT4・MT5画面の「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択します。
あとは消去したいデータを選択し、右クリックから消去すれば完了です。
以上で下準備が完了したので、XMのヒストリカルデータをダウンロードする手順を説明していきます。
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XMのヒストリカルデータをダウンロードする手順
XMのヒストリカルデータはMT4・MT5のどちらからでもダウンロードすることができます。
ここではMT4・MT5 のそれぞれでヒストリカルデータを取得する手順を紹介します。
MT4でXMのヒストリカルデータを取得する手順
まずはMT4を起動します。
「ツール」から「ヒストリーセンター」を選択します。
続いて、検証したい通貨ペアと時間足を選択します。
銘柄と時間足を選択したらダウンロードを開始しましょう。
ダウンロードを開始するとアラートが表示されますが、気にせずOKをクリックします。
これでデータのダウンロードが完了です。
あとはきちんとダウンロードできているか確認してみましょう。
ダウンロードが完了するとデータベースの数値が増えていることが確認できるはずです。
これでMT4でヒストリカルデータのダウンロードが完了しました。
MT5でXMのヒストリカルデータを取得する手順
続いてMT5でヒストリカルデータを取得する手順を説明します。
まずはMT5を起動して「表示」→「銘柄」を選択。
銘柄を開いたらチャートバーから銘柄・時間足・検証期間を選択します。
それぞれを選択したら「情報呼出」をクリックすることで、選択した期間分のデータが表示されます。
最後にOKをクリックすればデータのダウンロードがスタートします。
XMのヒストリカルデータの利用方法3種類
ここまでヒストリカルデータをダウンロードする手順を解説してきました。
しかし、せっかくダウンロードしたデータも上手に活用できなければ意味がありませんよね。
そこで、ヒストリカルデータの活用方法を紹介していきます。
- 活用その①:EAのバックテスト
- 活用その②:環境認識・トレードの練習
- 活用その③:手法の検証
活用その①:EAのバックテスト
EAを利用するトレーダーの多くは、ヒストリカルデータを利用してバックテストを行っています。
バックテストとはその名の通り、自動売買に利用するEAの成績を検証するもので、過去のチャートからEAの性能を確かめることができます。
必ずしも「バックテストの成績が良い=優秀なEA」とは限りませんが、少なくともFXのチャートは過去から現在まで似たような動きの繰り返しです。
そのため、EAで利益をあげていくためには最低限バックテストを行い、細かな調整を行うことが重要になってきます。
バックテストの手順は以下のステップでできます。
- 「表示」→「ストラテジーテスター」を選択
- EA・インジケータ・通貨ペア・期間を選択
- スタートをクリック
それぞれの情報を入力したら、あとは「スタート」をクリックすればバックテストが開始します。
バックテストを繰り返すことでEAの成績をあげていきましょう。
活用その②:環境認識・トレードの練習
ヒストリカルデータを利用することで過去何十年分のチャートを表示することができるため 、環境認識やトレードの練習におすすめです。
よく「トレードの練習はデモ口座がおすすめ」という意見がありますが、ヒストリカルデータでもトレードの練習はできます。
デモ口座は1日中チャートを監視したとしても1日分のチャートしか分析できませんが、ヒストリカルデータは1日あれば過去の膨大なデータを分析することができます。
ヒストリカルデータがあればデモ口座よりはるかに早いスピードで経験値を稼ぐことができるので、積極的に活用していきましょう。
活用その③:手法の検証
ヒストリカルデータは手法の検証にも利用できます。
手法の検証はEAのバックテストと同様に、できるだけ長い期間で検証することが重要です。
手法を徹底的に検証することで「勝率は何割か」「リスクリワードはどれくらいか」というデータがいくつも集まります。
検証で集めたデータを活用すれば、破産しないための資金管理に幅ができるだけでなく、手法の信頼度も高まります。
特に、負けが続くとすぐに別の手法に移ってしまう人は、ヒストリカルデータを活用して信頼できる手法を構築するのが効果的です。
XMのヒストリカルデータを利用する際の注意点
XMのヒストリカルデータを利用する際の注意点がいくつかあるので確認しておきましょう。
- XM自体はヒストリカルデータを提供していない
- MT4・MT5のヒストリカルデータの信頼度は高くない
それぞれ説明します。
出金拒否の心配なし!
XM自体はヒストリカルデータを提供していない
本記事で紹介してきたヒストリカルデータですが、実はXMが提供しているデータではありません。
XM自体はヒストリカルデータを提供していないため、MT4・MT5の運営会社であるMetaQuotes社のデータを利用しています。
そのため、MT4のバックテスト結果と実際にXMで運用した結果は少々異なる可能性があります。
MT4・MT5のヒストリカルデータの信頼度は高くない
MT4・MT5が提供しているヒストリカルデータの信頼度は高くないといえます。
EAのバックテストを行うなら、できるだけ正確なデータを用意しないとEAの成績がブレる可能性があります。
特に下位足に落とした時のローソク足は抜けが多く、短期足でトレードするEAの成績は通常と大きく異なるかもしれません。
ヒストリカルデータの信頼度が高い業者
ヒストリカルデータの信頼度が高いといわれているFX業者は以下の3社です。
業者 | 信頼度 | 特徴 |
---|---|---|
FXDD | 中 | 登録不要ですぐにスタートできる |
Dukascopu | 中 | ティックごとのデータがとれる |
Alpari | 高 | 導入が簡単 |
この中でもAlpariはヒストリカルデータは十分に信頼できます。
Alpariでバックテストを行っても、他社のヒストリカルデータで見られる異常値はなく、快適にバックテストができるはずです。
EAは正確なバックテストを行わないと十分な運用ができないので、Alpari社が提供している高精度なデータを活用してみましょう。
Alpariのヒストリカルデータは無料ですし、デモ口座でMT4が利用できるので直接ヒストリカルデータをダウンロードすることができます。
導入も簡単にできるのでぜひ利用してみてください。
XMのヒストリカルデータに関するよくある質問
ヒストリカルデータはCSVでダウンロードできますか?
MT4のヒストリカルデータはCSVでもダウンロード可能です。
CSVデータのダウンロード手順は以下の4ステップです。
- MT4を起動
- 「ツール」→「ヒストリーセンター」を選択
- 通貨ぺア・時間足・期間を選択
- エクスポートを選択
CSVのヒストリカルデータはテクニカル分析などを行うときに便利なので、ぜひ活用してみてください。
スマホでヒストリカルデータのダウンロードはできますか?
スマホ版のMT4やMT5ではヒストリカルデータのダウンロードはできません。
同様に、XMが提供しているウェブトレーダーでもヒストリカルデータのダウンロードはできません。
ヒストリカルデータを利用するなら、PCを使ってMac版かWindows版をインストールしましょう。
XMのヒストリカルデータまとめ
XMはヒストリカルデータを提供していませんが、MetaQuotes社が提供しているMT4・MT5のヒストリカルデータは利用できます。
EAを利用する際にはバックテストが欠かせないので、無料で利用できるヒストリカルデータはトレーダーにとって非常にありがたいはずです。
MetaQuostes社のデータが信頼できないのであれば、Alpari社のデモ口座から高精度のヒストリカルデータをダウンロードするのがおすすめです。
MT4やMT5のヒストリカルデータは信頼度は高くないですが、今回紹介したように簡単に導入することができます。
試しにバックテストをやってみたいという方にはMT4やMT5のヒストリカルデータがおすすめです。
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