XMで使えるインジケーターはどんなものがあるのか知りたい。
おすすめの使い方や注意点も知りたい
XMではテクニカル分析に役立つ便利なたくさんのインジケーターを利用できます。
インジケーターを上手に利用することで、チャート分析の質を上げ利益につなげることが可能です。
しかしその反面、インジケーターを増やしすぎたり、過信したりすることでトレードの質を著しく下げる可能性もあります。
インジケーターについてしっかりと理解しておくことで、より一層テクニカル分析の精度をあげることが可能となるでしょう。
- XMのインジケーターはテクニカル分析に使用するツール
- MT4・MT5やXM公式アプリで利用できる
- MT4・MT5には最初からいくつかの基本的なインジケーターがインストールされている
- 多くのインジケーターが開発され配布・販売されている
- インジケーターを導入しすぎるとデメリットが多くなる
- インジケーターを過信しないことが大切
本記事では、XMで使えるインジケーターについて詳しく解説します。
インジケーターを利用する際の注意点や、おすすめの取引方法なども併せて紹介します。
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XMで使えるインジケーターとは
FX取引のテクニカル分析には、多くの場合インジケーターが用いられます。
まず、インジケーターとはどういうものなのか解説します。
そもそもインジケーターとは
FX取引におけるインジケーターは、テクニカル分析を行うためにチャート上に表示する分析ツールのことです。
世界中で様々なインジケーターが開発されており、トレーダーはこれらのインジケーターを組み併せて独自のテクニカル分析の手法を編み出します。
MT4・MT5とXM公式アプリで使える
XMではインジケーターをMT4・MT5(PC・スマートフォンアプリ)とスマートフォン用のXM公式アプリで使用できます。
MT4・MT5(PC)では、元々搭載されているインジケーターの他にインターネット上で配布・販売されているインジケーターをインストールして使えます。
MT4・MT5(スマートフォンアプリ)とスマートフォン用のXM公式アプリは、元々搭載されているインジケーターのみ使えます。
XMのインジケーターの種類
インジケーターの種類はとても多く、テクニカル分析でFX取引をするトレーダーはインジケーターを組み併せて無限大の手法を編み出せます。
またインジケーターは自由に開発し配布されているため、インジケーターを使ってMT4・MT5でできることは多岐に渡ります。
まず、XMのMT4・MT5で使用できる代表的なインジケーターを紹介します。
トレンド系
トレンド系のインジケーターは、チャートのトレンドを分かりやすくするためのインジケーターです。
例えば、
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- トレンドの勢い
などが判断しやすくなるように、描画したり、シグナルを出したりするインジケーターです。
XMのMT4・MT5にデフォルトで入っているトレンド系インジケーターは以下の通りです。
- Moving Average(移動平均線)
- Average Directional Movement Index (平均方向性指標)
- Bollinger Bands (ボリンジャーバンド)
- Envelopes (エンベロープ)
- Ichimoku Kinko Hyo (一目均衡表)
- Parabolic SAR (パラボリック)
- Standard Deviation (標準偏差)
Moving Average 移動平均線
Moving AverageはFXのテクニカル分析において、最もよく使われるインジケーターの一つです。
略してMAと呼ばれます。
一定の期間の価格(終値)の平均を結んだ折れ線グラフがチャート上に描画されます。
- 単純移動平均(SMA)
- 加重移動平均(WMA)
- 指数平滑移動平均(EMA)
上記の3種類が主に使われます。
チャート上の赤い線が移動平均線です。
この場合は、日足に200単純移動平均線(200SMA)を表示させています。
つまり、「過去200日分のローソク足の終値の平均を次々に結んだ線」となります。
Average Directional Movement Index 平均方向性指標
Average Directional Movement Index (平均方向性指標)はトレンドの強さを表すインジケーターです。
略してADXと呼ばれます。
トレンドの継続や終了などを見極めて、エントリーや決済の目安にも使われます。
チャートの下に表示されているのが、ADXです。
- 赤い線がその時のトレンドの強さを表すライン
- 緑の点線が上昇トレンドの強さを表すライン
- 青の点線が下降トレンドの強さを表すライン
Bollinger Bands ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドもよく使われるインジケーターの一つです。
移動平均線を中心に、その上下に値動きの幅を示す線をチャート上に描画するインジケーターです。
収縮と拡大を繰り返し、収縮時はトレンドが発生しておらずレンジ状態、拡大時は強いトレンドが発生していると読むことができます。
基本的にチャートはボリンジャーバンドの中に収まることが多いと言われ、エントリーのサインとして使うトレーダーもいます。
Envelopes エンベロープ
エンベロープは移動平均線から、一定の幅を上下に描画するインジケーターです。
価格がどの程度移動平均線から離れているかを確認できます。
ボリンジャーバンドとは違い伸縮と拡大はしません。
価格は移動平均線から大きく乖離した後に、元に戻っていくという性質を利用し売買のサインに使うことがあります。
Ichimoku Kinko Hyo 一目均衡表
一目均衡表は日本人が開発した指標をインジケーターにしたものです。
ローソク足に対して5本の補助線が惹かれ、様々なシグナルを読み取ることができます。
主に上記のチャートのように、点線で塗りつぶされてる部分を「雲」と呼び、雲とローソク足、雲と補助線の位置関係などからシグナルを読み取ります。
Parabolic SAR パラボリック
パラボリックはチャートのトレンドを分かりやすく表示するインジケーターです。
チャート上に赤い点でトレンドの方向を描画します。
赤い点がチャートの上にある時は下降トレンド、下にある時は上昇トレンドを示します。
上側と下側が入れ替わることでトレンド転換が起こったことを確認するのにも用いられます。
Standard Deviation 標準偏差
標準偏差は相場のボラティリティを図るために用いられるインジケーターです。
移動平均線を中心として、価格の推移の規模を描画します。
チャートの下に表示されているのが標準偏差です。
強いトレンドが発生しているところは、ボラティリティも大きくなるため、標準偏差の表示も上昇しています。
オシレーター系
オシレーター系のインジケーターは、いわゆる相場の買われすぎや売られすぎを示すインジケーターです。
例えば相場が買われすぎていれば、トレンド転換の兆しがあるため、売りを狙うという使い方になります。
XMのMT4・MT5にデフォルトで入っているオシレーター系インジケーターは以下の通りです。
- Average True Range (アベレージ・トゥルー・レンジ)
- Bears Power (ベアパワー)Bulls Power (ブルパワー)
- Commodity Channel Index (商品チャネル指数)
- DeMarker (デマーカー)
- Force Index (勢力指数)
- MACD (マックディー)
- Momentum (モメンタム)
- Moving Average of Oscillator (移動平均オシレーター)
- Relative Strength Index RSI・(相対力指数)
- Relative Vigor Index RVI・(相対活力指数)
- Stocastic Oscillator (ストキャスティクス)
- Williams’Percent Range (ウィリアムズパーセントレンジ)
Average True Range アベレージ・トゥルー・レンジ
アベレージ・トゥルー・レンジは、
- 当日の高値-当日の安値
- 当日の高値-前日の終値
- 当日の安値-前日の終値
という3つの中から最大値を算出し、一般的には過去14日間の平均でチャート上に描画します。
アベレージ・トゥルー・レンジが高い時は値動きが激しく、相場が不安定な状況に陥っていると読むことができます。
Bears Power ベアパワー・Bulls Power ブルパワー
ベアパワーとブルパワーは、相場の売り買いのパワーバランスを表示するインジケーターです。
ベアパワーとブルパワーはそれぞれ独立したインジケーターですが、同時に使用してパワーバランスを測ることが多いです。
赤が売りのベアパワー、青が買いのブルパワーです。
現在どちらが優勢か一目でわかるようになっています。
Commodity Channel Index 商品チャネル指数
商品チャネル指数は、一定期間の平均価格と現在の価格を比べて買われすぎ・売られすぎを判断します。
上の青い線より上にあれば買われすぎ、下の青い線より下にあれば売られすぎと読むことができます。
DeMarker デマーカー
デマーカーも相場の買われすぎ・売られすぎを判断するためのインジケーターです。
(当日の高値-前日の終値)÷(当日の高値-今日の安値)から算出した数字で描画します。
上の緑の線より上にあれば買われすぎ、下の緑の線より下にあれば売られすぎと読むことができます。
Force Index 勢力指数
勢力指数は、買いの勢力と売りの勢力を測るためのインジケーターです。
当日出来高×(当日MA-前日MA)という計算式で算出します。
一定期間内に売買が成立した取引の数量。
MACD マックディー
MACDはMACD線とシグナル線という2種類のラインと、2種類の移動平均線を用いて売買シグナルとしてよく使われるインジケーターです。
青い部分はヒストグラムと呼ばれ、MACDの値からシグナルの値をマイナスしたものです。
トレンド転換を判断する材料としても使われます。
Momentum モメンタム
モメンタムはボラティリティの強さを表すインジケーターです。
(現在の終値÷-n日前の終値)×100という計算式で算出します。
Moving Average of Oscillator 移動平均オシレーター
移動平均オシレーターはMACDヒストグラムと同じようにMACDの値からシグナルの値をマイナスしたものです。
トレンドの強弱を判断し、売買タイミングのサインとして使います。
Relative Strength Index RSI・相対力指数
相対力指数はRSIと呼ばれ、テクニカル分析でよく使われます。
オシレーターのインジケーターでは最も代表的です。
買われすぎ・売られすぎを判断するのに用いられます。
上の青い線を越えたら買われすぎ、下の青い線を越えたら売られすぎと判断できます。
Relative Vigor Index RVI・相対活力指数
相対活力指数はボラティリティの勢いを判断する同時に、上昇トレンドと下降トレンドの判断にも使われます。
真ん中の0.00ラインを上回れば上昇トレンド、下回れば下降トレンドと読み取ることができます。
Stocastic Oscillator ストキャスティクス
ストキャスティクスはRSIとともによく使われるオシレーター系インジケーターの一つです。
「ファーストストキャスティクス」と「スローストキャスティクス」があります。
上のオレンジラインを超えたら買われすぎ、下のオレンジラインを超えたら売られすぎと読み取ることができます。
トレンド転換の指標として使われます。
Williams’Percent Range ウィリアムズパーセントレンジ
ウィリアムズパーセントレンジも買われすぎ・売られすぎを測るサインとなるインジケーターです。
その他のオシレーター系と同じように、上の青い線を越えたら買われすぎ、下の青い線を越えたら売られすぎと判断できます。
ボリューム系
ボリューム系のインジケーターは、出来高(取引量)を主に表すインジケーターです。
トレンド発生時はトレンドの勢いを測れます。
XMのMT4・MT5にデフォルトで入っているボリューム系インジケーターは以下の通りです。
- Accumulation/Distribution (蓄積/分配)
- Money Flow Index (マネー・フロー・インデックス)
- On Balance Volume (オン・バランス・ボリューム)
- Volumes (ボリューム)
Accumulation/Distribution 蓄積/分配
基本的にはローソク足に似た動きをし、相場の状況を判断できます。
ローソク足の動きと逆行したサインが現れた場合はダイバージェンスと呼ばれ、トレンド転換のシグナルとしてよく利用されます。
Money Flow Index マネー・フロー・インデックス
マネー・フロー・インデックスは相場の勢いを表すインジケーターです。
オシレーター系と同じように、上の赤い線を越えたら買われすぎ、下の赤い線を越えたら売られすぎと判断できます。
On Balance Volume オン・バランス・ボリューム
オン・バランス・ボリュームは過去の出来高から計算し、トレンドの方向や勢いを測れるインジケーターです。
このチャートのように上昇トレンドが長く続き、オンバランスボリュームが上に張り付いてる状態が続いた後はトレンド転換を待ち構える。
Volumes ボリューム
ボリュームはシンプルに出来高をヒストグラムで表示するインジケーターです。
上昇の出来高は緑、下降の出来高が赤で表されています。
ビルウィリアムス系
ビルウィリアムスという人が開発したインジケーターが、MT4・MT5では別カテゴリにられています。
トレンド系・オシレーター系・ボリューム系、どのインジケーターに属さないとの判断から分けられているそうです。
XMのMT4・MT5にデフォルトで入っているビルウィリアムス系インジケーターは以下の通りです。
- awesome oscillator (オーサムオシレーター(AO))
- accelerator oscillator (アクセラレーターオシレーター)
- alligator (アリゲーター)
- fractals (フラクタル)
- gator oscillator (ゲーターオシレーター)
awesome oscillator オーサムオシレーター(AO)
オーサムオシレーターは長期移動平均線と短期移動平均線の離れ具合を算出するインジケーターです。
真ん中のラインより上に行けば行くほど買われすぎ、真ん中のラインより下に行けば行くほど売られすぎと判断できます。
accelerator oscillator アクセラレーターオシレーター
アクセラレーターオシレーターはトレンドの勢いを表すインジケーターです。
オーサムオシレーターの直近の数値-オーサムオシレーターの平均数値から算出されます。
alligator アリゲーター
アリゲーターはその名の通りワニに例えられているインジケーターです。
3種類の移動平均線を少しずつずらして表示させて、相場の勢いを分かりやすく表示させます。
その線の開き具合がワニの口を大きく開けている姿に似ていることから名付けられました。
3本の移動平均線の間が広く開いているところは、相場が買われすぎ売られすぎの状態のためワニが口を閉じるように収縮していくところを売買の判断にします。
fractals フラクタル
フラクタルは高値安値を判断するのに便利なインジケーターです。
「両側2本の高値よりも、さらに高値をつけた高値」と「両側2本の安値よりも、さらに安値をつけた安値」に矢印マークが表示されます。
gator oscillator ゲーターオシレーター
データオシレーターはアリゲーターの数値をグラフ化したもので、相場の勢いを表します。
基本的にはアリゲーターと利用します。
カスタム
MT4・MT5にあるカスタムの項目では、自作したインジケーターや、配布・販売されているインジケーターを登録できます。
ここに入っているインジケーターを改造することも可能です。
XMのMT4・MT5には以下のカスタムインジケーターがデフォルトで入っています。
- Accelerator
- Accumulation
- Alligator
- ATR
- Awesome
- Bands
- Bears
- Bulls
- CCI(Commodity Channel Index)
- Custom Moving Averages(Moving Averages)
- Ichimoku
- MACD
- Momentum
- OsMA
- Parabolic
- RSI
- Stochastic
これらはトレンド系・オシレーター系・ボリューム系・ビルウィリアムズ系に入っているインジケーターと同じものですが改造することができます。
- Heiken Ashi
- iExposure
- Zig Zag
これらはカスタムのみに入っているインジケーターです。
Heiken Ashi 平均足
こちらは始値と終値を平均値で描画するローソク足を作成するインジケーターです。
このように通常のローソク足とは違った描かれ方をします。
平均値からのスタートとなるためローソク足が重なって見づらくなるため、拡大表示が推奨されます。
Exposure エクスポージャー
エクスポージャーはトレーダーの取引情報を表示するインジケーターです。
取引した通貨ペアと取引数・ロット数・価格などが表示されます。
チャートの下の部分に表示されます。
このようにインジケーターには、チャートに直接作用するもの以外にも便利なものがたくさん開発されています。
Zig Zag ジグザグ
ジグザグは高値と安値を表示し、それを線でつないで描画していくインジケーターです。
チャートがシンプルな山と谷の連続になり、高値と安値を把握しやすいため初心者のトレーダーでも使いやすいインジケーターです。
パラメーターを調節することにより、ジグザグを描画する条件を変更することもできます。
その他のインジケーターの種類
上記のインジケーターの以外にも、インターネット上には以下のようなインジケーターが配布・販売されています。
- チャート上に日本時間・スプレッド・現在の損益などを表示するインジケーター
- マウスのクリックのみで描画ツールを呼び出せるインジケーター
- チャート上に自由にペイントできるインジケーター
- 自動で資金管理されたロット数を表示するインジケーター
- 上位足のローソク足を下位足のローソク足に重ねて表示できるインジケーター
- エントリーポイントになると音を鳴らして教えてくれるインジケーター
- チャートを鏡写しで反転させるインジケーター
- チャート上に引いたラインを他の時間足で連動させるインジケーター
- 他
このようにXMで使えるインジケーターは、MT4・MT5の不便な部分を補うものとしても役立ちます。
XMのインジケーターの導入方法
XMのインジケーターは、どのようにチャートに導入するのかを解説します。
どの場合でも、簡単なステップのみでインジケーターが導入できるようになっています。
MT4・MT5(PC)
チャート上部の、「インディケーターリスト」というボタンをクリックします。
インジケーターの一覧が表示されます。
導入したいインジケーターをクリックすると、チャートにそのまま反映されます。
MT4・MT5(スマートフォン)
MT4・MT5のスマートフォンアプリでは、プリインストールされてるインジケーターのみ使用できます。
アプリを立ち上げたらチャートを表示し、上部にあるfマークをタップします。
このような画面が表示されるのでf+をタップします。
以下のようにインジケーターの一覧が表示されます。
チャートに導入したいインジケーターをタップすると、パラメーターの設定画面に移ります。
最後に完了をタップすると、チャートにインジケーターが反映されます。
XM公式アプリ(スマートフォン)
XMが公式で提供しているスマートフォン用のアプリでもインジケーターを使えます。
スマートフォン用MT4・MT5と同じように、プリインストールされているインジケーターのみ導入できます。
まずXM公式アプリを立ち上げたらチャートを表示し、スマートフォンを横に倒し横画面表示にします。
横にすると以下のように表示が変わるので、左側のfをタップします。
アプリで使用することのできるインジケーターの一覧が表示されます。
チャートに導入したいインジケーターをタップすると、パラメーターを設定する画面に移ります。
右下の「追加」をタップするとチャートに戻ります。
チャートにインジケーターが反映されます。
XMのインジケーターを使った取引方法
XMのインジケーターを使ってFX取引の分析や注文をどのように行うのか、具体例をいくつか紹介します。
今回はMT4・MT5にプリインストールされているものを使ってシンプルな方法を解説します。
移動平均線とジグザグ
まずは移動平均線とジグザグを使った分析とエントリーをしてみましょう。
以下のようなチャートに、インジケーターを導入するとどのように見え方が変わるか見てみましょう。
2つのインジケーターを導入したらパラメーターを変更します。
今回は、
- どちらのインジケーターも見やすいように色と太さを変更
- 移動平均線の「期間」を80に変更
という設定のみを行いました。
このような表示になりました。
インジケーターを導入したことでこのチャートから次のようなことが読み取れます。
- 移動平均線から大きく乖離して、移動平均線より上で勢いよく上昇トレンドを続けていた。
- 少しずつ移動平均線を下に割るようになってきて、トレンドの終わりを感じさせる。
- トレンド転換を狙って売りでエントリーをしたい。
- ジグザグのおかげで高値付近の綺麗な三尊が形成されているのが確認できる。
- 三尊の右肩から大きく移動平均線を下抜いて下落。(みどり矢印)
- 価格が移動平均線まで戻り、反発の兆しが見えたら売りでエントリーしたい(青矢印)
そして移動平均線で反発が読み取れ、赤い矢印で売りのエントリーをしました。
その後の値動きを見てみましょう。
移動平均線を下抜いた後は綺麗に反発し、移動平均線から大きく乖離する下降トレンドとなりました。
インジケーターを導入することで、分かりづらいローソク足の羅列だったチャートがとても見やすくなりました。
ボリンジャーバンドとRSI
今度はボリンジャーバンドとRSIを使ってみましょう。
パラメーターは色と太さ以外は変更していません。
2つを表示するとこのようになります。
「ボリンジャーバンドの帯の中に価格は収まりやすい」という性質を利用して売りを仕掛けてみましょう。
ボリンジャーバンドの下のライン(-2σ)に到達したチャートは、ひげをつけて反発しボリンジャーバンドの上のライン(2σ)に到達しました。(青矢印)
ここから売りを仕掛けます。
チャートは順調に下落しましたが、どこまでポジションを保有して利確すれば良いか分かりません。
ここでRSIを見てみると、相場が加熱し下のラインを大きく抜けて明らかに売られすぎている状態です。(赤矢印)
なので、再度下のラインを上抜いてきたタイミングで利確します。
このようにいくつかのインジケーターを組み合わせることで、エントリーやの目安となります。
XMのインジケーターの注意点
インジケーターは大変便利なものではありますが、使い方を間違えてしまうと損失につながることもあります。
XMのインジケーターに関する重要な注意点をいくつか紹介します。
インジケーターをたくさん入れすぎない
MT4・MT5のチャート分析でやりがちなのが、むやみやたらとインジケーターをたくさん入れてしまうことです。
インジケーターを入れすぎると主に以下の2つの弊害があります。
- パソコンが重くなり動作しなくなる
- エントリーできなくなる
MT4・MT5は大変パソコンのメモリをするアプリケーションであり、インジケーターを入れれば入れるほどどんどん重くなってしまいます。
少しでも、チャートを開く時間が遅くなったと感じたらインジケーターを入れすぎていないか確認してみましょう。
インジケーターの入れすぎでパソコンが重くなっていると、大事なエントリーポイントを逃してしまったり、決済できずに損害を被る可能性もあります。
また、インジケーターを入れすぎるエントリーの条件が複雑化し、分析にも迷いが生じ、エントリーチャンスも当然少なくなるためエントリーできなくなります。
便利なインジケーターや、利益の出せそうなシグナルを出してくれるインジケーターを見つけると次から次へと導入したくなってしまいますが、トレーダーとしての成長も利益獲得も遠くなってしまいます。
FX取引においては、分析はできるだけシンプルに、必要最低限のインジケーターのみ導入するようにしましょう。
購入する前に必ずテストする
インターネット上では便利なインジケーターを有料販売しているところも多くあります。
ただし、トレーダーが使用しているパソコンの環境や、MT4用とMT5用を間違えて購入したことによりインジケーターが正常に動作しない可能性があります。
多くの有料インジケーターは動作確認用の無料デモバージョンを配布しています。
必ず動作確認を行ってからインジケーターの購入をしましょう。
インジケーターを過信しない
チャートを見やすくしたり、売買のサインを出してくれたりとインジケーターはとても便利です。
しかしインジケーターは万能ではありません。
インジケーターを過信すると大きな損失につながる可能性が高くなります。
インジケーターは、あくまで取引の参考にするものであり、答えを提供するものではありません。
インジケーターが教えてくれるサインを参考に、きちんと資金管理を行いトレードするようにしましょう。
悪質なトレーダーによるインジケーターの販売に気をつける
「絶対勝てる」「月利200%」「勝率95%」などといった謳い文句でインジケーターを売りつける悪質なトレーダーが存在します。
上記の通り、インジケーターによって必ず勝てるようになるということはありません。
無料スクールを装い、実際には授業で高額なインジケーターを売りつけるなどの被害もあります。
悪質なトレーダーをしっかりと見極め、高額なインジケーターなどを掴まされないようにしましょう。
XMのインジケーターのよくある疑問
XMのインジケーターに関するよくある疑問にお答えします。
XMのインジケーターまとめ
XMのインジケーターについて詳しくまとめてみました。
- XMのインジケーターはテクニカル分析に使用するツール
- MT4・MT5やXM公式アプリで利用できる
- MT4・MT5には最初からいくつかの基本的なインジケーターがインストールされている
- 多くのインジケーターが開発され配布・販売されている
- インジケーターを導入しすぎるとデメリットが多くなる
- インジケーターを過信しないことが大切
XMのインジケーターはとても便利で、特にMT4・MT5を使っているトレーダーでインジケーターを使っていない人はいないでしょう。
ただし使い方を間違えると、思わぬ損失に繋がってしまう可能性もあるため注意が必要です。
XMではスマートフォンでもインジケーターを使えるので、出先のちょっとしたタイミングでも分析ができます。
インジケーターを上手に使って、トレード技術の上達に役立てましょう。
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