Titan FXでは両建て取引が可能です。
ただし同一口座内での両建て取引に限ります。
FX取引において、両建て取引は違反行為とみなされて口座凍結などのペナルティーを課せられるリスクもあります。
しかしきちんとルールを守って両建て取引を行えば、利益の獲得や大きな損失の防止に有効な手段となります。
- Titan FXでは同一口座内の両建て取引のみ許可されている
- 別口座間・別業者間での両建て取引は重いペナルティが課せられる可能性がある
- 両建て取引は利益獲得や損失を抑える手段として有効な手法の一つ
- 違法な両建て取引は必ずバレる
- 両建てに関するルールは業者ごとに異なるため必ず最初に確認しておく
本記事では、Titan FXの両建て取引の方法や、注意点などを詳しく解説します。
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Titan FX(タイタンFX)の両建てとは?
両建ての意味や種類について解説します。
一口に両建てと言っても、両建てのやり方によっては重大な違反行為となってしまい大きな損失を被る可能性があります。
両建てについてしっかりと把握しておきましょう。
両建てとは
FX取引における両建てとは「両建て取引」のことを指します。
両建て取引は、基本的には同じ通貨ペアの買いのポジションと売りのポジションを同時に保有することです。
両建てにはいくつか種類があります。
まずそれらの違いについて解説していきます。
同一口座間の両建て
1つの同じ口座の中で買いのポジションと売りのポジションを同時に保有することです。
両建て取引が禁止されている場合でも、同一口座間での両建てのみ許されているFX業者がほとんどです。
別口座間での両建て
同じ業者の別々の口座で買いのポジションと売りのポジションを同時に保有することです。
こちらは違反行為に繋がりやすく、ほとんどの業者で両建て取引が禁止されています。
別業者間での両建て
別々の業者の口座で買いのポジションと売りのポジションを同時に保有することです。
こちらも同じようにほとんどの業者で禁止されています。
Titan FX は両建て可能
Titan FXでは同一口座間の両建てのみ許可されています。
これは、同一口座間での両建ては不正に大きな利益を獲得する違反行為になる可能性が低いためです。
逆に別口座間での両建てと別業者間での両建てはTitan FXでは固く禁じています。
もし禁止されている両建て取引を行った場合は、故意であるかないかに関わらずペナルティの対象となるので注意しましょう。
Titan FXで両建てでは証拠金が不要になる
Titan FXでは同一口座内で両建てをした場合、損益がないプラスマイナスゼロの状態になるため必要証拠金が不要になります。
Titan FX(タイタンFX)での両建ての方法
伸びた方について行く
同一口座内で買いのポジション通りのポジションを同時に保有し、シンプルに勝てる局面・伸びた方についていくという方法です。
両建て取引の方法として分かりやすいですが、片方を損切り決済した直後にもう片方も逆行するといったように、失敗するとどちらのポジションも損失を被ることになります。
また、何の根拠もなく両方のポジションを持ってチャンスを待っていても、エントリーせずに待っているのと変わらないどころかスプレッドや取引手数料の分損をしてしまうので気をつけましょう。
異なる時間足での両建て
上位足のポジションと下位足のポジションで両建てする方法です。
例えば、ロングポジションの日足でスイングトレードをしていて順調に利益を上げている中、15分足でショートで小さく稼げそうな局面が来た場合などに有効です。
一見、あまり両建てであることを意識されないトレードのため、別口座間や別業者間でもやってしまいがちですが違反行為になるため注意が必要です。
スワップポイントを狙う
銘柄によってはポジションを保有しているだけでスワップポイントが発生するものがあります。
両建てをすることで、チャートの影響を受けることなくスワップポイントのみを稼ぐことができます。
ただしこの場合は、ロングポジションとショートポジションのスワップポイントの合計が必ずプラスになっている必要があります。
FXの通貨ペアの場合は、両方あるいはどちらかがマイナスとなっていることが多いため注意が必要です。
ゼロカット防止として使う
FX取引で負けが続き含み損がかさんでしまい、まもなくゼロカットになってしまうという局面で使う方法です。
ゼロカットが近づいてきたら反対のポジションをエントリーすれば、含み損はそれ以上増えることはなくゼロカットから避けられます。
その間に入金をするか、あるいは勝てそうな局面になったら片方のポジションを決済すれば損失を抑えられます。
税金対策として使う
両建て取引は税金対策としても使えます。
FX取引における税金は、その年のFX取引での利益確定に対してかかります。
しかし含み益に関しては課税の対象となりません。
そのため利益が出ている状況で、同一口座内で反対のポジションを保有すれば含み益の金額がキープされ課税対象となりません。
これを利用して、年末に両建てを行うことでその年の課税対象となることを防げます。
年をまたいでから利益確定をすれば、次の年の課税分となるため税金対策になります。
Titan FX(タイタンFX)で禁止されている両建ての方法
別口座間での両建て
Titan FXでは別口座間での両立取引は禁止されています。
別口座間で両建て取引をすると、不正に利益を稼ぐ違反行為が可能となってしまうためです。
気づかずうっかりやってしまうこともありそうですが、故意であるかないかにかかわらずペナルティの対象になってしまうので注意しましょう。
別業者間での両建て
Titan FXでは別業者間での両建ても禁止されています。
別口座間での両建て取引の禁止理由と同じく、不正に利益を稼ぐ違反行為が可能となってしまうためです。
別業者間なので、バレるリスクは少ないと思われがちですが、FX業者は連携して情報共有ができるようになっているため必ずバレます。
絶対にやらないようにしましょう。
別業者間の両建てでもバレる理由
両建てを別々の業者で行っていても違反行為としてバレてしまう理由には、以下の3つの理由が考えられます。
共通のプラットフォームを介してバレる
MT4・MT5のように多くの業者が共通して採用しているプラットフォームがあります。
プラットフォームが同一であれば、FX業者は利用者の他社での取引履歴も確認できます。
そのため、共通のプラットフォームを使っている業者同士であればまずバレます。
仲介業者によりバレる
FX業者は仲介業者を経由して注文しています。
つまり、仲介業者が同じであれば当然同じサーバーを経由して両建てをしていることがすぐ伝わります。
そのため、共通の仲介業者を利用している両建ては必ずバレます。
業者間の連絡によりバレる
上記の2つは、同じプラットフォームや同じ仲介業者を使っていない業者を選択すればバレないと思うかもしれません。
しかしFX業者は両建てによるリスクをなくすために、他業者間でも連絡を取り合っています。
自然な取引や、利益が発生していればFX業者の間で連携が取られ不正行為はすぐに発覚してしまいます。
両建てが海外FX業者と、国内FX業者であったとしてもバレるリスクは変わりません。
ゼロカットを利用した両建て
同一口座間以外の両建てが禁止されている理由は、このゼロカットを利用した両建て取引で不正に利益をあげられてしまうためです。
例えばこのような状況です。
- 2つの口座に5万円ずつ証拠金が入っている
- 口座Aで買いのポジション、口座Bで売りのポジションを保有する。
- 大きな上昇トレンドが発生し口座Aは利益を伸ばす。
- 一方で口座Bは含み損がどんどん増えるが、ゼロカットが発動し5万円の損失で止まる。
- 口座Aはさらに利益を伸ばし10万円で利益確定をした。
- 差し引き5万円の利益を獲得した。
このように、ゼロカットを利用すると簡単に利益を上げることができてしまいます。
これが許されてしまえば、FX業者は損でしかなくたちまち破綻してしまうでしょう。
そのためゼロカットを利用した両建て取引は厳しく取り締まられているわけです。
ボーナスを使った両建て(ボーナスアービトラージ)
アービトラージと呼ばれるボーナスを使った両建て取引も禁止されています。
こちらは別業者間での両建て取引で可能な不正行為です。
例えばこのように行われます。
- FX業者Aには5万円の証拠金、FX業者Bの口座にはキャンペーンでもらった5万円のボーナスが入っている(現金は入金していない)
- FX業者Aの口座で買いのポジション、FX業者Bの口座で売りのポジションを保有する。
- 大きな上昇トレンドが発生しFX業者Aの口座は利益を伸ばす。
- 一方でFX業者Bの口座は含み損がどんどん増えるが、ゼロカットが発動し5万円分のボーナスのみ消滅する。
- FX業者Aの口座はさらに利益を伸ばし10万円で利益確定をした。
- FX業者Bの口座のボーナスの5万円はキャンペーンで手に入れたものなので、何の損失をすることもなくまるまる10万円の利益を獲得した。
先ほどのゼロカットを利用した両建て取引よりも、さらに悪質なのがわかると思います。
こちらの方法は、片方の業者が大きく損をするためかなり厳しく取り締まられています。
そのため別業者間であっても、必ずばれてしまい口座凍結や利益没収などの重いペナルティが課されることになります。
Titan FX(タイタンFX)の両建ての注意点
失敗すれば大きな損失となる
当然といえば当然ですが、両建てをしたとしても必ずしも利益を出したり損失を抑えられるわけではありません。
片方のポジションを決済した瞬間に逆行することも十分にありえます。
その場合は1つのポジションしか保有していなかった時と違い倍の損失になってしまいます。
違反をするとゼロカットの対象外となったり口座凍結になる
同一口座間以外での両建て取引をすると違反行為とみなされ、重いペナルティが課されます。
ペナルティの内容は、
- ゼロカットの対象外となり借金を被る
- 口座凍結をされて出金ができなくなる
- 利益を全額没収される
など非常に重いものとなっています。
不正な両建て取引は、FX業者にとって会社を潰されかねない行為であるため厳しい処置がされます。
異なる通貨ペアでの両建てでも違反になる可能性がある
基本的に両建て取引は、同一通貨ペアで行われます。
しかし異なる通貨ペアの両建てであっても、相関関係にある通貨ペアの両建て取引は違反とみなされペナルティの対象となる可能性があります。
これに関しては厳密な定義があるわけではないため、疑わしい行為をしてしまわないようポジションを持つ際は十分に注意しましょう。
EA(自動売買)での取引も対象になる
たとえEA(自動売買)での取引であっても、同一口座間以外での両建て取引は違反とみなされます。
EA(自動売買)はトレーダー自身が気づかないところで売買がされているため、自分が同時にやっていた取引が無意識のうちに両建てになってしまったということも少なくありません。
ロット数が違っても違反になることがある
ロット数が異なる両建て取引だったとしても、違法な取引を行えばペナルティの対象になります。
極端に言えば10ロットと0.01ロットの両建て取引では不正利益の獲得は難しいですが、ペナルティの対象にはなる可能性があるため注意しましょう。
疑われるようなことはしないというのが鉄則です。
スプレッドや取引手数料が倍かかる
両建て取引は2つポジションを保有することになるため、スプレッドや取引手数料も当然2倍かかることになります。
エントリーをした時点で大きいマイナスの状態から始まることになるため、1つのポジションで取引をするよりもリスクを背負った状態でスタートします。
利益を出せても手数料負けしてしまうということもありえるため、両建て取引をする際はスプレッドや取引手数料も必ずよく確認するようにしましょう。
FX業者ごとに両建てのルールは異なる
両建てのルールはFX業者ごとに異なります。
例えばAというFX業者では同一口座内の両建てが許可されていたとしても、BというFX口座では禁止されている場合があります。
そのため確認をせずにFX取引を始めてしまうと、思わぬところでペナルティを受ける可能性があります。
Titan FX(タイタンFX)の両建てに関するよくある質問
Titan FX(タイタンFX)の両建てのまとめ
Titan FXの両建てについて詳しくまとめてみました。
- Titan FXでは同一口座内の両建て取引のみ許可されている
- 別口座間・別業者間での両建て取引は重いペナルティが課せられる可能性がある
- 両建て取引は利益獲得や損失を抑える手段として有効な手法の一つ
- 違法な両建て取引は必ずバレる
- 両建てに関するルールは業者ごとに異なるため必ず最初に確認しておく
Titan FXでは同一口座内の両建て取引のみ許可されていて、それ以外の両建て方法は全て禁止と覚えておきましょう。
両建て取引自体が、とても経験と技術を必要とする手法です。
本記事で紹介した通りペナルティを受けるリスクも大きいため、むやみに両建てを行うことはしない方が良いでしょう。
両建てを行う際は、きちんとした分析と根拠が必要だということを覚えておきましょう。