XMのMT5とMT4は、どちらを選べばいいんだろう?
MT5の機能や導入手順、具体的な使い方を教えて欲しい
XMでは、MT4のアップグレード版であるMT5を使った取引を行えます。
MT5には、MT4にはなかった新しい機能が豊富に盛り込まれており、カスタマイズ性も高く動作も軽快です。
この記事では、XMのMT5を導入する手順やチャートの設定方法などを画像付きで詳しく解説していきます。
海外FXの手引編集部では、XMについて「ガチ批評」をしました。
XMへの忖度ない意見を知りたい方は、ぜひ関連記事をご覧ください。
海外FXの手引編集部のご紹介
関連記事:海外FX業者のおすすめ比較ランキング!人気口座一覧【2024年最新】
XMのMT5の特徴とMT4との比較
まず、XMのMT5とMT4を比較してみましょう。
XMのMT5とMT4を比較
比較項目 | MT4(MetaTrader4) | MT5(MetaTrader5) |
---|---|---|
リリースされた年 | 2005年 | 2010年 |
対応している海外FX業者 | ほぼすべてが対応 | 多い |
動作スピード | やや遅い | 速い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
標準搭載されているインジケーター数 | 30種類 | 38種類 |
気配値ウィンドウ | 機能が少ない | 機能が多い |
板情報 | なし | あり |
モバイルアプリ | 機能が少なめ | 機能が多い |
カスタムインジケーターの数 | 非常に多い | やや少なめ |
EA(自動売買システムの数) | 非常に多い | 少ない |
アップデート | 少ない | 多い |
MT5(MetaTrader5)は、世界で最も多く利用されている取引プラットフォームであるMT4(MetaTrader4)の後継として2010年にリリースされました。
32ビットのPCを対象にしていたMT4に対し、64ビットを対象にしているMT5は、動作性や機能面においては大きくアップグレードしています。
しかし、カスタムインジケーターやEA(自動売買システム)の数についてはMT4が上回っており、MT5とMT4に互換性がないことから、2024年の時点では未だにMT4の利用者が多い状況です。
ただし、MT5の開発元であるメタクォーツ社は、将来的にMT4を廃止してMT5に完全移行することを目指しています。
海外FX業者でもMT5の導入に力を入れており、ほとんどの業者がMT5に対応しているため、基本的な使い方を覚えればXM以外の海外FX取引に応用できる点もポイントです。
XMのMT5とMT4はどちらがおすすめ?
「MT5とMT4のどちらをXMの取引プラットフォームに選べばいいのか?」については、ご自身のトレードスタイルによって変わります。
ここでは、MT5とMT4の特徴や違いについて見ていきましょう。
XMのMT5がおすすめの人
XMのMT5は、このような人におすすめです。
- 裁量取引がメインの人
- 動作の速い取引ツールを使いたい人
- 細かい時間足でチャート分析したい人
MT4からMT5に乗り換えて大きな違いを感じるのは、動作の速さです。
MT4では、表示するチャート数を増やしたり、カスタムインジケーターを挿入すると動作がもたつくことがありますが、MT5ならPC版もスマホ版もサクサクと動くため快適に操作できます。
また、選べる時間足の数がMT4の9種類から21種類へ増えました。
MT4とMT5の時間足を比較
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
分足 | 1分足、5分足、15分足、30分足 | 1分足、2分足、3分足、4分足 5分足、6分足、10分足、12分足 15分足、20分足、30分足 |
時間足 | 1時間足、4時間足 | 1時間足、2時間足、3時間足、4時間足 6時間足、8時間足、12時間足 |
日足以上 | 日足、週足、月足 | 日足、週足、月足 |
時間足が増えたことで、より細かい分析が可能になっています。
その他にも、PC版では1つのチャートに複数のチャートを表示できるミニチャート、スマホ版ではチャートの分割表示機能も搭載されているので、裁量取引がメインの方ならMT5を使った方が制度の高いチャート分析ができるでしょう。
XMのMT4がおすすめの人
XMのMT4は、このような人におすすめです。
- お気に入りのカスタムインジケーターを使っている人
- EA(自動売買)取引を行っている人
- MT5に対応していない海外FX業者を利用したい人
MT4のメリットは、膨大な数のカスタムインジケーターやEA(自動売買システム)が開発されている点です。
「こんな機能を搭載したインジケーターが欲しい」というものがあれば、MT4なら高確率で見つかります。
特に、日本ではまだまだMT4のシェアが圧倒的といえる状態なので、インジケーターやEAに関する情報についてもMT5より豊富です。
したがって、MT4限定のインジケーターを導入している方や海外FX業者での取引が初めての方は、MT4の方が安心して利用できるでしょう。
【PC/パソコン版】XMのMT5のダウンロード・インストール・ログイン・注文手順
ここからは、XMのMT5をダウンロードしてログインから注文まで行う手順について解説していきます。
XMのMT5にログインするためには、MT5の新規口座開設が必要です。
「まだXMの口座を開設していない」「MT4の口座しか解説していない」という方は、こちらの記事を参考に新規口座開設を行ってください。
関連記事:XMの口座開設方法!手順を画像で解説 | 本人確認書類・有効化・ボーナス受取まで紹介
ここからは、XMのMT4をダウンロードしてログインから注文まで行う手順について解説していきます。
XMの公式サイトからMT5をダウンロードする
まず、こちらのリンクからXMの公式サイトへアクセスします。
画面上部の「プラットフォーム」から、MT5のダウンロードページを選びます。
Windows版とMac版があるので、間違えないように注意してください。
Windows版は「PC対応MT5」、MAC版は「Mac対応MT5」です。
ここでは、Windows版を例に進めていきます。
MT5のページが開いたら「ダウンロード」をクリックすると、お使いのPCへ自動的にダウンロードされます。
MT5をインストールする
MT5のダウンロードが完了したら、さっそくインストールに進みましょう。
ダウンロードしたPCのフォルダに表示されている「mtrading5setup.exe」というインストーラーのアイコンを開きます。
インストーラーが起動すると、最初に利用規約の同意画面が表示されるので、内容を確認して「次へ」をクリックします。
すると、自動的にインストールが始まります。
インストールは30秒~1分ほどで終わるので、少し待ちましょう。
このような画面が表示されたら、MT5のインストールが完了です。
XMのMT5口座へログインする
インストールが完了したら、自動的にMT5が立ち上がるので取引口座へログインしましょう。
MT4が起動すると取引口座のログイン画面が表示されるので、「既存の取引口座と接続する」を選び、ログインID・パスワード・サーバー情報を入力します。
ログインIDとパスワードは、口座開設時に届いた「XMTradingへようこそ - お客様の口座の詳細」という件名のメールに記載されているのでご確認ください。
XMのMT5に気配値とチャートを表示する
XMのMT5口座へログインしたら、チャートの表示銘柄を追加しましょう。
MT5の初期設定では、通貨ペア4銘柄と一部のコモディティ(商品)しか表示表示されていません。
銘柄を追加する場合は、気配値の上で右クリックし「銘柄一覧」を選びます。
通貨ペアを表示する場合には、カテゴリから「Forex」を選びます。
表示された銘柄の中で、$のアイコンがシルバーの銘柄は非表示、オレンジの銘柄は表示状態になっています。
シルバーの銘柄を表示させる場合は、銘柄・カテゴリを選んで左下の「銘柄を表示する」をクリックします。
すると、このようにアイコンの色が変わって「表示」に変更されました。
同じ手順で、表示・非表示の銘柄を設定しましょう。
MT5にチャートを表示させる
気配値に銘柄が表示できたら、チャートを表示させてみましょう。
気配値からチャートを表示させる手順は、銘柄を選んで「チャートウィンドウ」をクリックするだけです。
ここでは、EURJPYを選んでみましょう。
このように、EURJPYのチャートが表示されました。
気配値を非表示にしている場合は、左上の「ファイル」→「新規チャート」からも表示させられます。
MT5の注文方法
MT5の注文方法は、下記の2種類あります。
ワンクリックトレードで注文する
ワンクリック注文は、ロット数量を入力するだけで発注できるので、スキャルピングにおすすめです。
ワンクリック注文を行う場合は、まずチャート上で右クリックし「ワンクリックトレーディング」を選びます。
すると、チャートの左上に注文画面が固定されます。
あとは、ロット数量を入力して「SELL」「BUY」をクリックすると成行注文を発注できます。
初回注文時は、上記のような免責事項の画面が表示されるので「規約と条件に同意する」にチェックを入れ「OK」をクリックしてください。
2回目の注文からは、すぐに注文処理が行われます。
プライスボードを使って成行注文・逆指値注文を行う
次に、プライスボードを利用した注文方法を見ていきましょう。
まず、チャート上で右クリックし「プライスボード」→「新規注文」と進みます。
成行注文の画面
成行注文を行う場合は、プライスボードが表示されたら以下の必要事項を入力します。
①銘柄 | 取引する銘柄を選択 |
②タイプ | 「カウントダウン注文」を選択 |
③数量 | ロット数量を入力 |
④利確・損切り設定 | 「Stop Loss(損切)」「Take Profit(利確)」を設定 |
⑤現在価格 | Sell/Buyの価格を確認 |
①~⑤を入力したら、⑥の「自分に合った配色を色々と試してみまし成行売り(Sell)」「成行買い(Buy)」をクリックすると、注文処理が行われます。
指値注文の画面
注文を行う場合は、プライスボードが表示されたら以下の必要事項を入力します。
①銘柄 | 取引する銘柄を選択 |
②タイプ | 「指値注文」を選択 |
③タイプ | 注文タイプを「Buy Limit」「Sell Limit」「Buy Stop」「Sell Stop」から選択 |
④利確・損切り設定 | ロット数量を入力 |
⑤価格 | 注文価格を入力 |
⑥Stop Loss/Take Profit | 「Stop Loss(損切)」「Take Profit(利確)」を入力 |
⑦期限 | 有効期限を設定する場合は、期限を入力 ※初期設定は「無期限」 |
③のタイプごとの注文方法は、以下の通りです。
指値注文・逆指値注文の種類
Buy Limit | 現在価格よりも低い価格で買い注文を指定する |
Sell Limit | 現在価格よりも高い価格で売り注文を指定する |
Buy Stop | 現在価格よりも高い価格で買い注文を指定する |
Sell Stop | 現在価格よりも低い価格で売り注文を指定する |
「指値注文の意味がよく分からない」という方は、以下の例で考えてみましょう。
- USDJPYの現在価格が140.000
- 上昇トレンド中なので、価格がもう少し下がったところで買い注文を入れたい
このような場合には、
- 注文種別:Buy Limit
- 価格:139.700
- Stop Loss(決済逆指値):139.500
- Take Profit(決済指値):140.300
と指値注文を入れると、価格が139.700まで下がったところで買い注文が処理されます。
次に、逆指値注文も見てみましょう。
- USDJPYの現在価格が139.000
- 140.000では売り勢力の抵抗が強そうなので、140.000を明確に超えてから買い注文を入れたい
このような場合には、
- 注文種別:Buy Stop
- 価格:140.100
- Stop Loss(決済逆指値):139.700
- Take Profit(決済指値):141.000
と逆指値注文を入れると、価格が140.100まで上がると買い注文が処理されます。
指値注文・逆指値注文を使えば、チャートを監視できない時でも取引チャンスを逃すことがないので、成行注文と合わせて使っていきましょう。
【PC/パソコン版】XMのMT5のチャート設定・テクニカル分析の方法
XMのMT5では、チャートの配色を好きな色に変更したり、様々なインジケーターやオシレーターを挿入してテクニカル分析を行えます。
ここでは、XMのMT5のチャート設定やテクニカル分析の基本的な手順を見ていきましょう。
MT5のチャートの配色を変更する
XMのMT5チャートは、デフォルトで黒背景になっていますが、自分の好きな配色に変更できます。
チャートの配色を変更する場合は、チャート上で右クリックし「プロパティ」を選びます。
プロパティ画面が開いたら、ローソク足の色やヒゲ(上昇バー・下降バー)、ラインチャートの色などを変更できます。
「すべての色を変更するのは面倒くさい」という方は、基本配色が4種類用意されているので、好きなテーマを選んで細かいところを変更する、というやり方がおすすめです。
ここでは、MT4にはなかった「Color on White」を見てみましょう。
チャートの背景とローソク足の色を変えると、ガラリと雰囲気が変わるのがお分かりいただけるかと思います。
チャートは毎日見るものなので、自分の好きな色やローソク足が見やすい色の組み合わせを色々と試してみましょう。
MT5のチャートの種類を変更する
MT5のチャートは、「①バーチャート」「②ローソク足」「③ラインチャート」の3種類から選べます。
チャートの種類は、画面上部のアイコンから変更できます。
基本的にはローソク足がおすすめですが、他の種類についても特徴を知っておけば、チャート分析に役立つことがあります。
同じ銘柄・時間足で3種類のチャートを比較してみましょう。
①バーチャート
バーチャートは、四本値(始値、高値、安値、終値))をバーで表示しており、欧米のトレーダーに人気の高いチャートです。
高値と安値が見やすい点が特徴で、水平線やトレンドラインの引き方に自信のない方は、バーチャートに切り替えると分かりやすくなります。
②ローソク足
ローソク足は、1700年代に日本で発祥した世界で最も利用されているチャートです。
値動きの推移や位置関係が分かりやすいので、基本的にはローソク足をメインで使用することをおすすめします。
③ラインチャート
ラインチャートは、終値のみをつなげて折れ線で示したチャートです。
ヒゲが表示されないので、視覚的に値動きを把握しやすく、終値を重視する方に好まれています。
MT5の時間足を変更・追加する
MT4では9種類だった時間足が、MT5では21種類と大幅に増加しており、より細かい分析が可能です。
時間足を変更する場合は、画面上部のアイコンから表示させたい時間足をクリックすると切り替わります。
MT5で表示できる時間足
分足 | 1分足、2分足、3分足、4分足 5分足、6分足、10分足、12分足 15分足、20分足、30分足 |
時間足 | 1時間足、2時間足、3時間足、4時間足 6時間足、8時間足、12時間足 |
日足以上 | 日足、週足、月足 |
MT5に表示させる時間足を追加する場合は、まず時間足の上で右クリックします。
カスタマイズ画面が表示されたら、追加する時間足を選択して「挿入」をクリックすると、MT5の画面に追加されます。
MT5に期間区切り線を表示する
XMのMT5では、時間足ごとに期間区切り線を表示させられます。
初期設定では期間区切り線が非表示なので、どこからどこまでが1日の値動きなのかが分かりにくいですね。
このチャートに、期間区切り線を入れてみましょう。
プロパティ画面の「表示」タブから「期間区切りを表示」にチェックを入れます。
すると、このように期間区切り線が表示されて分かりやすくなりました。
期間区切りは、時間足によって以下のように変わります。
時間足ごとの1区切りの期間
時間足 | 一区切りの期間 |
---|---|
1時間足以下 | 1日 |
4時間足 | 1週間 |
日足 | 1ヶ月 |
週足 | 1年 |
月足 | 1年 |
期間区切り線を入れると一定期間の値動きが分かりやすくなるので、チャート分析がはかどりますよ。
MT5のチャートに自動スクロール設定・余白設定を行う
MT5には、時間足が更新されるたびに画面が右へシフトする「自動スクロール設定」がついています。
自動スクロールの設定のオンオフは、画面上から切り替えられます。
また、MT5の初期設定ではチャートが右端ぴったりに引っついているため、見にくいと感じる方が多いのではないでしょうか。
その場合は「自動余白設定」をオンにしましょう。
するとこのように余白ができて、チャートが見やすくなりました。
右端部分には、テキストなどを挿入することも可能です。
MT5の複数チャートを分割表示で並べる
FX取引では、複数のチャートを監視する人が多いと思いますが、見やすく整列するための2つの方法を解説します。
まず、画面上部の「ウィンドウの整列アイコン」をクリックする方法です。
すると、このように各通貨ペアのチャートを均等な幅・高さで自動調整してくれます。
もう1つの方法は、画面上部の「ウィンドウ」から整列の種類を選ぶやり方です。
- ウィンドウの整列(開いているチャート数に合わせて幅と高さを均等に自動調整)
- 重ねて表示(開いているチャートを少しずらした形で表示)
- 水平分割(チャートを水平に分割)
- 垂直分割(チャートを横並びに分割)
基本的には、「ウィンドウの整列」が見やすいですが、同じ通貨ペアで異なる時間足を同時に表示させて分析したい場合は、「垂直分割」がおすすめです。
MT5にミニチャートを表示させる
MT5には、メインチャートの中にミニチャートをオブジェクトとして表示する新機能が搭載されました。
ミニチャートを使えば、チャートの時間足を切り替えなくても1つのチャートでMTF(マルチタイムフレーム)分析が可能です。
ミニチャートを表示させる場合は、画面上部の「挿入」→「オブジェクト」→「グラフィック」→「チャート」と進みます。
次に、表示させたい場所をクリックするとミニチャートが挿入されます。
ミニチャートの期間や銘柄を変更したい場合は、ミニチャート上で右クリックし「プロパティ」をクリックすると設定画面が開きます。
チャートの大きさやスケール、銘柄、期間(時間足)は、ここで変更できます。
- 1つのチャートに異なる時間足を表示させる:【例】(1時間足チャートに日足、5分足チャートに1時間など)など
- 通貨ペアに関連性の高い銘柄を表示させる:【例】CAD(カナダドル)のチャートに原油、USDJPYチャートに日経225など
- ドルストレート関連の複数銘柄を表示させる:【例】EURUSDチャートにUSDJPYやGBPUSDなど
ミニチャートは複数表示させることも可能で、上記以外にも様々な使い方が考えられます。
どんどん使いこなして、チャート分析の精度を上げていきましょう。
MT5にインジケーターを挿入する
MT5には、デフォルトで40種類近くのインジケーターが搭載されています。
移動平均線、一目均衡表、パラボリック、エンベロープ、アリゲーターなど
ここでは、トレンドの強弱やボラティリティの分析に使われることの多いボリンジャーバンドを挿入してみましょう。
ボリンジャーバンドを挿入する場合は、画面上部の「挿入」→「インディケータ」→「トレンド系」から「Bollinger Bands」と進みます。
パラメータの画面が開いたら、期間・偏差・スタイルなどを設定して「OK」をクリックします。
すると、このようにボリンジャーバンドが挿入されました。
MT5にオシレーターを挿入する
次に、相場の加熱感や買われすぎ・売られすぎの水準を教えてくれるオシレーターの挿入方法を解説します。
まず、画面上部の「挿入」→「インディケータ」から「オシレーター」を選びます。
ここでは、人気の高い「RSI(Relative Strength Index)」を挿入してみましょう。
パラメータの選択画面が表示されたら、期間や色を選択します。
期間に関しては、9・22・30・42・52といった設定にしている人もいますが、特にこだわりがなければRSIの開発者であるJ.W.ワイルダー氏が推奨している初期設定の14期間で大丈夫です。
パラメータを設定したら「OK」をクリックします。
すると、チャートの下部にRSIが挿入されました。
このように複数のオシレーターを挿入できますが、あまり多く入れすぎるとチャートが小さくなって分析しにくいのでご注意ください。
MT5にテンプレートを保存する
MT5には、お気に入りのチャート設定を保存する機能がついています。
テンプレートを保存する場合は、チャート上で右クリックし「テンプレート」→「定型チャート」の保存と進みます。
保存画面が表示されたら、テンプレートに名前を付けます。
複数のテンプレートを作成した場合でも分かりやすいに、挿入しているインジケーターなどを名前に含めるといいでしょう。
名前を入力したら「保存」をクリックします。
保存したテンプレートは、いつでも呼び出すことが可能です。
新規チャートを開くたびに1からインジケーターやオシレーターを挿入するのは面倒なので、お気に入りのチャートを設定ができたら必ず定型チャートとして保存しておくようにしましょう。
【スマホ/タブレット版】XMのMT5のダウンロード・インストール・ログイン・注文手順
ここからは、XMのスマホ版MT5をダウンロードして注文を行うまでの手順を解説します。
スマホ版のMT5は、MT4よりも機能が豊富で使いやすい点がポイントです。
MT5を初めて利用する方や初心者の方は、手順を見ながら一緒に進めていきましょう。
MT5のスマホ版アプリをダウンロード・インストールする
まず、アプリストア(AndroidはGooglePlay、iOSはApp Store)でMT5をダウンロードします。
MT5(Meta Trader 5)のページが開いたら「インストール」をタップします。
インストールは約1分ほどで終わるので、少し待ちましょう。
インストールが完了したら「開く」をタップします。
利用規約に同意する
MT5が開くと、最初に利用規約の同意画面が表示されるので「受理」をタップします。
続いてデモ口座の開設画面が開きますが、ここではXMの取引口座にログインするので、右上の「X」をタップします。
証券会社でXMを選択する
サーバーの検索画面が表示されたら「XMtrading」と入力すると
- Fintrade Limited(モーリシャス金融サービス委員会の管轄)
- Tradexfin Limited(セーシェル金融庁の管轄)
が表示されますが、日本からする場合は「Tradexfin Limited」を選択します。
取引口座のログイン情報を入力する
ログイン画面が表示されたら、ログインID・パスワード・サーバー情報を入力します。
ログインIDとパスワードは、口座開設時に届いた「XMTradingへようこそ - お客様の口座の詳細」という件名のメールに記載されているのでご確認ください。
パスワードはセキュリティの関係上、メールに記載されていないので、もし忘れてしまった場合はXMのマイページから再発行できます。
ログイン情報を入力したら「ログイン」をタップします。
このような画面が開いたら、取引口座へのログインが完了です。
気配値へ銘柄を追加する
取引口座にログインできたら、まず気配値を開いてみましょう。
チャートを表示したい銘柄が気配値にない場合は、画面右上の「+」をタップします。
主要8通貨(USD・JPY・EUR・GBP・CHF・CAD・AUD・NZD)のペアは、「Majors」「Minors」に入っています。
ゴールドは「Spot Metals」です。
ここでは、「Majors」を見てみましょう。
このような画面が開いたら、表示させたい銘柄をタップすると気配値に追加されます。
気配値からチャートを削除する
MT5の初期設定では、下記のようにコーヒーやココア、小麦などのコモディティ(商品)が表示されています。
あまり多くの銘柄を表示させると見にくくなるので、削除したい場合は右上の鉛筆マークのアイコンをタップします。
このような画面が表示されたら、削除したい銘柄にチェックを入れて「ゴミ箱」のアイコンをタップすると気配値の一覧から削除されます。
気配値からチャートを追加する
気配値に表示させたい銘柄を選んだら、チャートを表示してみましょう。
まず、表示させたい銘柄をタップします。
このような画面が表示されたら「チャート」をタップします。
するとこのようにチャートが表示されました。
スマホのMT5からの注文手順
スマホのMT5から注文する方法は、下記の3種類があります。
それぞれの注文手順を、順番に見ていきましょう。
気配値から発注する
まず、気配値から発注する方法を解説します。
気配値からチャートを選択し「新規注文」をタップします。
発注画面が開いたら、注文内容を入力します。
①注文種別 | 成行注文・指値注文を選択 |
②数量 | ロット数量を選択 |
③SL/TPを入力 | SL(Stop Loss)/TP(Take Profit)を入力 |
注文内容を入力したら④の発注ボタンをタップすると、注文処理が行われます。
ワンクリック注文で発注する
XMのスマホ版MT5では、PC版のようにチャート上からワンクリック注文を行えます。
まず、チャートの右上に表示されているワンクリック注文のアイコンをタップします。
ワンクリック注文の画面が表示されたら、ロット数量を入力して「SELL」「BUY」をタップすると発注が確定し、注文処理が行われます。
チャート上で指値注文を行う
XMのスマホ版MT5では、チャート上で指値注文を行なえます。
指値注文を行う場合は、チャート右上に表示されている指値注文のアイコンをタップします。
すると、上記のようなラインが表示されるので、SL(Stop Loss)、TP(Take Profit)を指定します。
チャートで節目のラインを確認しながら注文を行えるため、とても便利です。
注文を取り消す手順
相場が予想外の動きを見せた時などに指値注文を取り消す場合は、以下の手順で注文を削除できます。
まず、「トレード」画面を開き、取り消したい注文を長押しします。
このような画面が表示されたら「オーダー削除」をタップします。
確認画面が表示されるので「削除」をタップすると、指値注文が削除されます。
【スマホ/タブレット版】XMのMT5のチャート設定・テクニカル分析の方法
続いて、XMのスマホ版MT5のチャート設定やテクニカル分析について解説していきます。
スマホ版MT5のチャートの種類を変更する
スマホのMT5で、チャートの種類を変更する方法を解説します。
チャートの種類を変更する場合は、画面下部の「チャート」から「設定(歯車)」のアイコンをタップします。
設定ページが開いたら「チャートの種類」をタップします。
すると、チャートの種類はローソク足以外にバーチャート、ラインチャートを選択できます。
それぞれの特徴については、こちらをご参照ください。
スマホ版MT5の配色を変更する
スマホ版のMT5も、PC版と同様に背景やローソク足の色などを変更できます。
チャートの配色を変更する場合は、まず画面下部の「チャート」から「設定(歯車)」のアイコンをタップします。
設定画面が開いたら、下へスクロールしていき「カラー」をタップします。
配色の変更画面では、背景色やグリッド・ヒゲ(上昇バー/下降バー)・ローソク足実体などの色を変更できます。
このように基本配色も用意されているので「黒地に緑」に変更してみましょう。
すると、ローソク足やヒゲなどの色も一括で変更されます。
「背景が黒の方がチャートが見やすい」という方は、こちらをご利用ください。
スマホ版MT5の時間足を変更する
MT5の時間足を変更する場合は、画面上部の時間をタップします。
すると、時間足の一覧が表示されるので、好きな時間足をタップすると切り替わります。
PC版のMT5では21種類の時間足から選べますが、スマホ版では9種類となっています。
スマホ版MT5の時間足
分足 | M1(1分足)・M5(5分足)・M15(15分足)・M30(30分足) |
時間足 | H1(1時間足)・H4(4時間足) |
日足以上 | D1(日足)・W1(週足)・MN(月足) |
3分足や6時間足、8時間足などで細かく分析したい方は、PC版のMT5と組み合わせるといいでしょう。
スマホ版MT5のチャートを分割表示する
スマホ版のMT5では、1つの画面に2つのチャートを表示させる分割表示機能が搭載されています。
複数チャートを分割する場合は、まず画面下部の「チャート」から赤枠の「分割表示」アイコンをタップします。
このような画面が表示されたら「新規チャート」をタップします。
すると、USDJPYとEURUSDが表示されました。
分割表示は、「水平分割」「垂直分割」の2種類があります。
上記は、USDJPYの1時間足と5分足を垂直分割で表示させたものです。
「もう少しローソク足の表示本数を増やしたい」という場合は、スマホを横向きにすると見やすくなります。
同じ銘柄で時間足を変えて表示すると、スマホだけでMTF分析ができて便利です。
スマホ版MT5のインジケーターを挿入する
スマホ版MT5には、チャート分析に役立つ様々なインジケーターを挿入できます。
インジケーターを挿入する場合は、画面上部の赤枠アイコンをタップします。
次に赤枠のインジケーター挿入アイコンをタップします。
インジケーターは、ボリンジャーバンドやエンベロープ、一目均衡表などから選べます。
ここでは、多くのトレーダーが利用している移動平均線(Moving Average)を選んでみましょう。
パラメーターの選択画面で期間やメソッドなどを入力し「完了」をタップします。
するとこのように移動平均線が挿入されました。
他のインジケーターも同じ手順で挿入できます。
スマホ版MT5にオシレーターを挿入する
スマホ版MT5では、様々なオシレーターも用意されています。
インジケーターの選択画面を下へスクロールしていくと、ATRやストキャスティクス、RSI、CCIといった世界中のトレーダーから人気のオシレーター一覧が出てきます。
ここでは、MACDを選んでみましょう。
パラメーターの選択画面では、短期・中期EMAやシグナル(MACD SMA)の期間、ヒストグラムの色などを変更できます。
パラメーターについては、特にこだわりがなければデフォルトのままがおすすめです。
設定を確認したら右上の「完了」をタップします。
すると、このようにMACDが挿入されました。
スマホ版MT5にオブジェクトを挿入する
スマホ版MT5は、チャート分析に必要なオブジェクトがMT4より大幅に増加しています。
オブジェクトを挿入する場合は、画面下部の「チャート」から「オブジェクト」のアイコンをタップします。
初期設定では水平線やトレンドラインなど6種類しか表示されていません。
他のオブジェクトを使いたい場合は、右上の「」+をタップします。
すると、フィボナッチ係数やエリオット波動などの様々なオブジェクトの一覧画面が表示されます。
ここでは、押し目買いや戻り売りの目安を探しやすい「フィボナッチリトレースメント」を選んでみましょう。
このように始点から終点へドラッグすると、フィボナッチリトレースメントが表示されました。
他にも豊富なオブジェクトが搭載されているので、自分に合ったものを選んでチャート分析を行っていきましょう。
XMのMT5に関するよくある質問
ここでは、XMのMT5に関するよくある質問をまとめました。
- XMのMT4とMT5はどちらがおすすめですか?
- XMにはMT5のデモ口座はありますか?
- XMのMT5のクレジットとはどういう意味ですか?
- XMのMT4とMT5のレバレッジに違いはありますか?
- XMのMT5にログインできない場合はどうすればいいですか?
- XMのMT5を複数立ち上げることはできますか?
- XMで追加口座を開設した場合、MT5を再度ダウンロードする必要はありますか?
- XMのMT5口座をPCとスマートフォンから同時に利用することは可能ですか?
- XMのMT5は分割決済できますか?
- MacBookからもXMのMT5を使えますか?
- ChromebookからもXMのMT5を使えますか?
- XMのMT5で日本時間を表示させることはできますか?
- AndroidスマホからXMのMT5を利用できますか?
- iPhoneからXMのMT5を利用できますか?
- EAを使う場合は、XMのMT4とMT5のどちらがおすすめですか?
XMのMT5まとめ
今回は、XMのMT5の特徴や導入からログイン・注文方法・チャート設定などを解説してきました。
MT5とMT4には互換性がないことから、2010年のリリースから10年以上経った現在でもMT4のシェアが上回っていますが、ここ数年でMT5の利用者数は大きく増加しています。
また、MT5の動作性や機能性についてはMT4から大きくアップグレードしており、細かいチャート分析や素早い注文が可能です。
将来的にはMT5が主流になることがほぼ確実なので、この記事で興味を持たれた方はぜひMT5の導入をご検討ください。
XMの口座開設に関する疑問がある方へ!!
- 手順を網羅したマニュアルを読みたい方へ
XMで簡単に口座開設する方法をわかりやすく解説!
XMの口座開設の - 必要な書類を知りたい方へ
XM(XMTrading)口座開設の必要書類一覧
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